お盆を過ぎて

暑さもようやく峠を越したようですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今年も前住職、住職、副住職(僕、弟)の四人体制で、お盆参りをお勤めさせていただきました。

毎年この時期になると、お寺はバタバタとしはじめ、何やら不思議な連帯感を覚えます。お参りの途中にお坊さんとすれ違うと、心の中で「一緒に頑張りましょう!」と叫んでしまったり、、。

もともと「お盆」とは「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言い、『盂蘭盆経』というお経が由来となっております。このお経には、お釈迦さまの弟子である目連尊者が、自分の母を地獄から救うために、安居(雨季の修行)を行なっているお坊さんにお供え物をした、というエピソードが描かれております。そこから日本でも、旧暦の安居期間に当たる8月中頃に、ご先祖さまを偲ぶお勤めをするようになりました。
(※お盆の語源に関しては諸説あり、その話はまた別の記事で書きたいと思います。)

浄土真宗におけるお盆のお勤めとは、先に仏様となられたご先祖さまをご縁として、今まさに私たちが「仏法と出遇わせていただいている」ということに感謝する仏事であります。

お盆参りは、多くのご門徒さまとお話をさせていただける機会でもあります。やはり人生の先輩方からのお話は流石でして、何気ない一言にハッとさせられたり、自分の考え方や価値観を再認識させれられたり、勉強の連続です。こうした出会いや気づき、ちょっとしたコミニュケーションのひとつでさえ、阿弥陀さまからいただいた「仏法の端緒」と受け止めて、日々を丁寧に歩んでいきたいですね。

下の写真は住職の新刊になります。こんな暑くてやる気の出ない時こそ、どうぞご一読くださいませ。

(副住職)